ブログ
私の思い
科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!
堂々と意見を述べられるだけの英語力とメンタルを兼ね備えた英語話者を育てたい
日本人の「空気を読む」という強みを活かし世界に羽ばたく人を育てたい
ーそれが私の願いです。
子どもたちが幸せに生きる世界を
長らく子ども英語に携わってきました。
子ども達はかわいく、
未来を生きる子どもたちに英語という武器を授ける仕事には、
大きなやりがいと手ごたえを感じてきました。
ただ、
小学校英語も始まり、
子どもを取り巻く英語の環境は整いつつあります。
一方で、
子どもたちの将来にわたる幸せを願うには
世界が平和であることが大前提だと思いませんか?
なのに、昨今は、
世界各地で対立が目立つようになってきています。
そんな対立を前に
大人として何ができるのかを
考えるようになりきました。
出会い
悩んでいたある日
出会ったのが御立尚資さんです。
京都大学経営管理大学院 特別教授の他、ボストンコンサルティングのシニアアドバイザーや、多数団体の理事や社外取締役等を務めていらっしゃる国際派ビジネスマンです。
氏のお話を伺ったのを機に
日本人の持つ「空気が読める」という、私たち日本人のもつ資質が、世界平和に役立つと気づきました。
御立さんの経験談は以下です。
ダボス会議という世界の経営会議に参加した折、御立氏自身は、相手を論破することなしに、多くの参加国代表の支持を集めたことがあるそうです。
フランスや、ドイツ、アメリカなど欧米各国は、自己主張の大切さを、子どもの頃から大事なスキルとして学んで大人になります。
武器を持って争うことなく、欲しい果実を手に入れる手段として、スピーチやプレゼン、ディベートのスキルを学ぶのです。
そんな国の人たちは、
相手を論理的に凌駕することで
自分達の主張を通そうとします。
↑↑↑ 私は、現在、日本が世界の中で主導権を発揮できないのは、相手を論破することなく友好裡に事を運ぼうとする文化に原因があると思っています。
ですが、それは残念だとも言い切れません。
なぜなら、世界は論理思考の国ばかりではないからです。
先ほどの話に戻ります。
かのダボス会議では、フランスの意見が優勢でした。
ところが、御立氏が会全体を見渡したところ、
必ずしも論の優位さで勝っているフランスの意見に賛成の人ばかりではない、
という”空気”が読めた。
そこで、
主張できない国の立場も盛り込んで、
一段高い視点からの意見としてまとめ案を述べたのだそうです。
すると、会場から大喝采!
フランス代表からするとさんざん議論を尽くして、勝ったと思いきや、正面切って戦ってこなかった御立氏が参加者の称賛を浴び、成果をさらっていってしまったという苦い結果に終わりました。フランス代表からは「ずるい」と言われたらしいのですが、それも一つの戦略だと思うのです。
物言わぬ参加者の
言葉にならない思いを汲み取って、
より高い視座からの答えを導き出す。
そんな芸当は
「空気が読める」日本人にしかできません。
多くの日本人にとって、空気を読むことは「あたりまえ」かもしれませんが
得てして、強みとは「当たり前にできてしまうこと」なのです。
国際社会を見渡せば、
言葉になっていない相手の立場や思いが汲み取れるのは、決してあたりまえの能力ではありません。
だから
「空気が読める」力は
大いなるアドバンテージになりうるのです。
その力が有効に使われれば
世界平和のために役立つと思いませんか?
空気が読めるだけでは不十分
ただ、
「空気が読める」能力だけではもちろん足りません!
私など典型的な日本人気質なので
空気を読んで、
お相手の方の意見と違うと思ったら
引いてしまいがちです。
でも御立氏はいいます。
/
引っ込んだら負け
\
違いに気づいたら、
引くのではなく
①あえて一歩前に出て
②国際共通語を使って
③論理的に意見を表明する力が必要だと。
これからの私たちが身につけるべき力
「空気を読む特質」と
「視座をあげて論点をまとめる力」
そこに
「英語の論理性」を身につけ
「堂々と意見を述べられるだけの英語力とメンタル」
これらの力が身に付けば、
どんな時代になっても、(平和でさえあれば!)
どの国の人と協働することになっても、生きていけると信じています。
日本人の強みを発揮しつつ、
英語を使って世界に貢献できる人を輩出したい
そう思うようになった理由はここにあります。
一人でできることはちっぽけですが
小さな力も集まれば大きな力へと変わると信じています。
思いを共有してくださる方々のサポートをさせていただきたいと思っています。
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