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多読ではなぜ辞書を引いてはいけないの?

科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!
多読をするときには
「辞書は引かない」のが原則
とお伝えしたら、
「なぜ辞書を使ってはいけないのですか?」
と聞かれました。
英語を英語のまま理解する回路を作る
英語が話せるようになるためには、
英語を英語のまま理解する回路を脳内に作ることが必要です。
その英語を英語のまま理解するための回路を作ろうとしているときに、
英和辞書など、
英語を日本語に置き換えて理解する作業を挟むと、
英語のままイメージすることがかえって難しくなってしまいます。
辞書を引かないと、
最初は不安に思うかもしれませんが、
案ずるより生むがやすしです。
絵本であれば、
絵から単語の意味が推測できます。
また、多読にふさわしい本は、
95%以上が知っている単語で書かれた本。
95%を知っている文章なら、残りの5%の単語は、
前後の文脈から推測できます(そういう研究結果があります!)。
そのような素材であれば、辞書は必要ないのです。
95%以上の単語がわかる素材を選び、
同じレベルの本を多読することで、
知らない単語に出会っても、文脈から推測ができる。
たくさん読むうちに何度も同じ単語に出会っているうちに、
日本語に訳すことなく、
英語を英語のまま処理できるようになっていきます。
さらに、
その過程で、
基本単語(特に動詞)が
中学時代に1対1対応で覚えた意味とはニュアンスが違い、
さまざまな場面で登場することに気づくと思います。
そんな基本動詞の
「核となるイメージ」を
自分の感覚として“体得する”ことも
英和辞書を使わない大きなメリットです。
時間がかかって遠回りになる、
と感じるかもしれませんが、
この英語のセンスが身につくと、
飛躍的に英語力が伸びていく気がしています。
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