教科書を120%活用しよう

中学・高校英語
2020.05.30

科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!

詳しいプロフィール

学校英語をとことん深堀りし、
運用能力を高める素材としても利用しませんか?


教科書をとことん使い倒すと
たくさんのメリットが得られますキラキラ


【コミュニケーション英語の素材として教科書を使い倒すメリット】

教科書を、
授業のため、定期テストのための素材としてだけ使うのは
もったいないことです。
教科書を中心に据え、とことん活用することで以下のようなメリットが得られます。

  1. 学校の成績が上がる
  2. 高校受験や大学受験等、受験対策になる
  3. 進学塾や補習塾に通う必要性がなくなる
  4. 各種試験(英検、TOEFL, TOEIC)などにも対応できる力が養える
  5. しゃべる力が身につく
  6. 自分に自信が持て、時間のゆとりがもてるようになる

「そんな都合のいい事あるわけない!」
そう思われた方がいらっしゃるかもしれません。

あるいは、
「大学入試でスピーキングが課されることになったら、
学校英語だけでは対応できないかもしれない」
そう、心配を募らせていらっしゃる方もおられるかもしれません。


確かに、
英語の知識 - 文法や単語力 -
を増やすだけではしゃべれるようになりません。


使う力(運用能力)を高めるためのトレーニングをしなければ、
宝(知識)の持ち腐れになってしまうのは事実。



これまでの教育では、
英語の知識の習得に一生懸命になり
使う力を伸ばすことに比重を置いてこなかったことが、
私たち日本人が英語を使いこなせない一因です。

(・・・これはこれで仕方なかったんです。
なぜなら、これまでの受験では、
正確で細かい知識が点数に直結していましたからね。)

でも、これからは変わっていく可能性が高いです。
2011年からの4技能評価の導入は見送られましたが

今後は、重箱の隅をつつくような問題ではなく
国際社会でも通じる「使える」英語へと
遅ればせながら日本の学校英語も舵が切られようとしています。

ならやっぱり
「スピーキングのために、英会話学校に行かねば!!?」

いいえ。焦る必要はありません。

というか、あわてて英会話スクールに通ったからといって、
さほどの伸びは期待できないと思われます。
(理由が気になる方はこちらの記事をどうぞ。)

じゃあ、どうすべきなのかは、
後で(How? ②で)説明しますので、
ちょっとまっててくださいね。

英語が不安な時にとるべき行動

ところで、英語の成績が悪いからとか
あるいは、もっと英語力を伸ばしたいから、
という思いで学習塾に通うのは、本末転倒になりかねません。

塾に行けば、
塾の授業があり、塾の宿題があるからです。

時間も労力もお金も余計にかかった上に
学校の宿題ができなくなったり、
あるいは、
睡眠不足で授業中の集中力を欠いたり、体調をくずしたりしたのでは
元も子もありません。


いろんな情報があふれる現代。
不安からいろんなことに手を広げてはいませんか?
思ったような成果が得られないからと、次々に塾を変えてはいませんか?
塾に救いの手を求めた結果、
かえって気持ちが散漫になったり、
やることが増えて、
どこから手を付けるべきかわからなくなってはいませんか?

人間が1日にできることは限られています。

別のことに手を広げるのではなく
学校の授業を中心に据え、
教科書や指定のワークブックを
膨らませ
あるいは、それらに違ったアプローチから取り組むことで
受験内容がどう変化しようとも、
かつ、これからの社会人生活にも耐えうる
リスニング力、スピーキング力、ライティング力をのばすことは可能なのです。

お申込み、お問い合わせはこちら

学びのユニバーサルデザイン

ちょっと専門的な話になって恐縮ですが
”学びのユニバーサルデザイン”って聞いたことがありますか?

学力の底上げを図る”「落ちこぼれ防止法」が2002年に制定された米国で、
CASTという民間研究機関が提唱した授業づくりの枠組みです。

最終目標は


「学びたいという気持ちを持ち、
学ぶ方法がわかり、
自分に合った柔軟なやり方で
生涯にわたる学習をかじ取りする者」

の育成です。

ひと言でいえば、”自分主体の学び” ということですね。

私も長らく、
「教師主導ではなく生徒が中心となって活躍するレッスン」
をめざしてきました。

そんな中でとりれるようになったのが
ゲーム感覚のアクテビティの数々です。

文法を学ぶワケ、知ってる?

中学1年生の教科書では、
Lesson1で ”be動詞” がでてくるとすると、
L2では、be動詞の否定文、疑問文を学び、
L3で ”一般動詞” の肯定文。
L4で一般動詞の疑問文、否定文
というように学びを進めていきますね。
なぜ、be動詞ってあるのか考えたことがありますか?

Why?

be動詞の存在意義なんて考えたことがない人は
残念ながら、英語の習得までに無茶苦茶時間がかかることになります。

いざ、話そうとしても
日本語の感覚のまま英作文して
「なぜ通じない?」と悩むことになってしまいかねません。

えいごナビでは、
世界中の誰とでも通じる
シンプルでわかりやすい英語を身につけるために
「なぜ、文法が必要なのか?」を理解し学びを深めていってもらいます。

ただし、「わかってもらう」のに、日本語による解説は行いません。
教師側の言葉による説明は驚くほど学習者側には通じていませんから(苦笑)


ではどうやって理解してもらうのか?

How? ①ゲームで学ぶ

中1のつまづきポイントは、
be動詞と一般動詞の使い分け。

この、日本語にはない概念を理解させ
さらに、理解したことを
自分の言葉として使いこなせるようにするのに役立つのが
ゲーム感覚のアクテビティです。


一般的には、
・先生が、文法事項を日本語で説明し
・生徒は、書き取り、書き換え、穴埋めなどの
ドリル練習で覚えていくというのが一般的だと思います。

が、この形式は、生徒側には思った以上に伝わっていないようです!!

そもそも、
be動詞と一般動詞が存在することすら理解できていないのに、
テストで✖をつけられ、
分けもわからぬまま「違う」と言われ過ぎて、
一学期の終わりには英語に苦手意識をもってしまったというお子さんでも、
わずか60分のレッスンでで
「納得、すっきりした!」という事例がとても多いんです。

文字と言葉だけの説明の限界

文字と言葉による説明や学びが苦手な方は結構多く存在します。

ここで力を発揮するのが、
先に述べた学びのユニバーサルデザイン。

複数の学習手段を準備して、
学習者が学びの手段を選ぶことができるようにするのです。

be動詞と一般動詞、そして、語順を日本人に理解させるには
言葉による説明ではなく、
カードゲームにしてやったほうが定着が早いというのが実感です。

「えいごナビ」では、
ほぼすべての活動をゲーム感覚のアクテビティに落とし込み、
タスクとして「体感」することにより学んでもらいます。
ゲーム感覚英語習得プログラムは
知識を自分のものとするためにとても有効な方法だと実感しています。

How? ②リスニングとスピーキングから学ぶ

学校の教科書を中心に据えるとは言いましたが
学校の教科書だけではさすがにインプット量が足りません。

「ほら、やっぱり他の教材を売り込む気だ!」
「結局、塾と一緒じゃないか!」
そう思われた方、もう少しだけお付き合いください。

英語を英語のまま理解する脳を育てる

英語を英語のまま理解する脳を育てることなしに、
ペラペラはあり得ません。
いくら教科書を多面的に掘り下げて行っても、それだけの英文量では
仕事で使えるレベルの英語は身につきません。

レベルと学ぶ順番が大事

英語脳を育てるのには、
難しい英文に取り組んだ方が
力が付きそうな気がするかもしれません。
が、
それは大きな間違いです!!

・学校と同レベル、あるいは、難しい問題を扱う塾に通っても
・難しい各種試験の問題集を解いても、
しゃべれるようにならなかったでしょう?


取り入れるべきは、
辞書なしでも意味が分かるやさしい英語
しかも、
2~3年に渡り毎日1時間ずつインプットするくらい大量である必要があります。


理想は・・・

多聴、多読を小学生時代に行い英語脳を作って、
英語を英語のまま理解できるようになってから ―
― つまり、かなりリスニング力が身ににつき、
  身の回りのことなら英語でしゃべれるようになった段階で -
中学生活を迎え、文法を学ぶと
頭の中に、混とんとした状態でインプットされてきたものが文法的に整理され
中・高の授業が生きるのです。(←だから小学校英語が始まりました)

第二言語習得理論によると、
学習順序は以下の通りです。

1、リスニング 2.スピーキング 3、リーディング 4.ライティング

1,2がないままに、3,4をやるから
英語が暗記になってしまいますし、しゃべれないのです。

詳しくはこちらの記事をどうぞ
↓↓↓
なぜ日本人はしゃべれない?

お子さんが小学生でしたら、今から多聴多読を始めておきましょう。
お金をかけずに良質インプット♪

すでに中学生以上でしたら、
教科書学習と並行する形で、
多聴多読、
リピートークによる口頭練習、
教科書を使っての要約、
その発表としてのプレゼンなどを行い
オールラウンドな力を育てましょう。

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学校で勉強してきたのになぜ話せないの?その原因を第二言語習得研究の知見から解説。20年の指導経験もまじえ、英語が話せるようになるため情報をお送りします。

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