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英語習得を妨げる意外な原因=発音

英語学習法
2020.06.11

科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!

詳しいプロフィール


発音を間違って覚えると通じない

あるクライアントさんが、
ホームステイ中に何度も見舞われたトラブルについて教えてくれました。

それは、バニラアイス事件(笑)

バニラアイスが好きな彼女。
機会がある度
毎回、毎回バニラを注文するのに、
何度トライしてもバナナアイスしかでてこなかったんだそうです。

アクセントの位置を変えても、
ネイティブっぽく強くいっても、
ネイティブの友人の口真似をしても、
どうしてもバニラアイスが食べられない・・。

どうしてそんなことになるのか
わからないままこれまで過ごしてこられたそうです。

その理由は、
・・・
・・・
・・・
単語の最初の「音」にあります。

Vanilla の最初の音は、v。
上の歯を下唇の上にのせ、空気とともに振動させて出す摩擦音です。
ところが、
日本語でバニラというときの「バ」音は、摩擦音ではありませんよね?

どちらかというと破裂音に近いです。
破裂音というのは、b,p, t ,d, c,g の ような一発音です。
両唇を使っての破裂音は、bなので、
b音ではじまる banana アイスが出てきたというワケ。

そのクライアントさんに、
アルファベットa,b,c ・・・のそれぞれの文字には
「名前」(エイ、ビー、シー)以外に、
「音」(アッ、ブッ、クッ・・・)があるんですよ、とお教えし、
f  や v は摩擦音で、日本語の「ブ」とは音の出し方が違う旨お伝えした時、

「あ~、だからバニラアイスじゃなくて、バナナアイスが出てきたんだ~」
と納得! & ガッテン!!
何十年来の謎の原因がわかったんだそうです^^

単語学習の最初に、
アルファベットにはそれぞれ「音」があることを知り
正しい「音」を学んでさえいれば、
好きでもないバナナアイスを食べずにすんだのに・・・ネ。

これまでの日本の教育では
発音はあまり重視されてきませんでした。

でも、新しく始まる大学の共通テストでは
リーディング100点、リスニング100点になります。
(これまでのセンター試験では、筆記200点、リスニング50点でした。)

配点は大学によって調節されますが、
それでもリスニング重視になることに違いはありません。

今日のクライアントさんの事例は、
bもvも、日本語の「ブ」で代用してしまったために起きた悲劇でした。

せっかく学んだ英語が通じないのでは意味がないと思いませんか?
入試に出る、出ないに関わらず、通じる英語のためには発音は大事です!

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