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初めて英語を学ぶ子どもがつまずかないために
科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!
ローマ字が曲者!?
意外かもしれませんが、
ローマ字を学んだばかりに
中学の英語学習のしょっぱなでつまずく生徒さんがいます(泣)
”school” と書いて「スクール」と読むワケは?
中学校で最初に学ぶ単語に “school ” があります。
何の疑問も抱かないで前に進める子もいる一方、
中には
「なんでこんな綴りなんだ~(怒)!!」と憤りを表す生徒さんもいます。
「sukuru じゃだめなの?」
「ローマ字には規則性があったのに、
なんで英単語にはないの?!!」
「英語って全く面倒くさい」
と。
論理的思考に優れたタイプに多いのですが
理論的に説明できないことを
「ひたすら書いて丸暗記せよ」
と言われると拒否反応を示すらしく・・・。
そんなタイプのお子さんの不満解消にもフォニックスは役立ちます。
理論派には(フォニックス)理論で!
ローマ字読みでなんとなく読めたり、書けたりする単語も存在しますが
「日本語のカタカナ」と「英単語」
との間には当然ながら規則性はありません。
ですが!
英語の正しい音とつづりの間には
規則性が存在する
のです。
この規則性のことをフォニックスといいます。
ルールに則った単語から順番に
グルーピングしながら覚えてもらうことで
丸暗記しなくてもすむようになるため
拒否反応はなくなります。
もちろん、
ローマ字と混同して混乱するようなことは一切なくなります。
発音は語源由来
School の例で見てみましょう。
School の ch は、
「チ」と読みたくなりますね。←(便宜上カタカナ表記します)
ゲルマン語源の単語
実際のところ、
ほとんどの “ch” は、「チ」でまちがいありません♪
例えば以下のような単語があります。
Bench chance chalk church lunch speech peach teach touch
語源がゲルマン語である単語は、
ch =チ
です。
ギリシャ語語源の単語
ところが、
ギリシャ語由来の単語は、
「ク」と読むんです。
Ache anchor archive chaos chorus epoch stomach
などなど。
At school I had a stomachache.
なんて文章を作ったらもっと記憶に残るかも(^^)/
oo=ウー
ooの部分はどうして「ウー」になるのでしょう?
母音Oが2つ並ぶ単語の読み方には、2種類あります。
口を思いっきり丸くすぼめて発音する 「ウー」と
口のすぼまり具合は「ウー」ほど強くない「ウッ」です。
oo=ウー
「ウー」という発音をする単語は、
choose noodle cool spoon moon pool room などがあります。
ooの後が有声音の時には「ウー」と伸ばすようです。
oo=ウッ
一方
「ウッ」の方は
cook book look took foot などがあります。
ooの後が無声音の時には「ウッ」ですね。
なので
School の発音は
S + ch + oo + l
ス+ク+ウー+ル で スクールとなります。
school =スクールとなる謎がとけましたか?
フォニックスを新たに学ぶのは負担?
フォニックスは確かに良さそうだけど、新たに学ばなければいけないんでしょ?
それは学習する量が増えて大変!!
と思う人もいらっしゃるようですが、実は逆。
人は無意味な羅列は覚えられませんが、
裏にストーリーがあったり、理論があったりすると
記憶に残りやすくなるのです。
特に、論理的思考ができるようになる思春期以降は
理論的に納得しないことはなかなか肚落ちしにくくなりますし、
きっかけとなるフックが多いほど記憶されやすくなります。
人間の脳の面白いところですね。
*カタカナはあくまで便宜的につけたもので、
英語の正しい音を表現していません。
実際のレッスンではネイティブ音源を使ってやります。
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