ブログ
英語が話せるようになるために大事な「学習の順番」

科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!
なぜ私たちは英語がしゃべれないんでしょう?
中学で英語を始めて6年~10年も勉強をしてきたのに
しゃべれない自分を責めている方や
モヤモヤを抱えていらっしゃる方は少なくないと思います。
その原因の一つが
「学びの順番」にあるとしたら?
学習順序を変えるだけで飛躍的に英語力が伸びるのだとしたら?

英語を習得するのに大切な学習順序
第二言語習得論では、言葉が身に付く学習順序がわかっています。
その順番とは
・・・
①聞く ②話す ③読む ④書く
の順番です。
そして、実際、過去20年、
この順番で学ばせた生徒さんが一様に、
「聞く、話す、人前で発表する」のが得意な子に育ち
かつ、
英検や入試でも
素晴らしい成果を残しています。
みなさんは、この順番で英語を学んでこられましたか?
私自身はというと、ほぼ逆の順番で学んできました!
1.読む
↓
2.書く
↓
3.聞く(リスニング)
↓
4.話す(やったことない!)
しかも、もっぱら取り組んできたのは1と2だけでした。
3.のリスニングは、大学入試前にほんの少し対策をやったような、やらなかったような・・・。
4.の「話す」に至っては、学校でやった記憶はありません(苦笑)
英語勉強したのに話せない!
と長年悩んできたんですけど、
学習内容を振り返ってみたら、話すための訓練したことがなかった!!
話せないのは当然ですよね。
学校で話すための学習が取り入れられなかったワケ
聞けるようになり
話せるようになるための方法論は存在します。
①外国語は当該外国語で教える=英語を英語だけで教えるOnly English 指導法
②パフォーマンス評価を取り入れる
↑それが取り入れられなかったのには理由がありました。
・教え方が難しい。すべての学校に配置できるほどの人数Only Englishで指導できる先生がいない。
・評価が難しい(ペーパーテストの方がラクであり、公平性が保たれる)
そのため、
従来型の教育では話せるようにならないことはわかっていながら、
公教育に取り入れることは、
明治の時代から今に至るまで見送られてきました。
話すための英語はどこで学べばよいのか?
では、英会話学校で話せばよいのかと言うと
それでは飛躍しすぎてしまいます。
ネイティブとの会話はいわば、「試合」のようなもの。
日々の話すためのトレーニング無くしていきなり試合だけをしてもうまくいきません。
アウトプットするためには、その前段階として、
話すための練習が必要です。
(詳細は、以下のサイトをご覧ください。
https://eigonavi.info/blog/2664/
https://eigonavi.info/blog/2505/)
「正しい順番で学び」
「話せるようになるためのトレーニングを行う」
これを意識して学びなおせば誰でも英語が話せるようになります。

専門家も以下のように述べています。
リスニングは、言語能力の4技能の中でも一番基本的な能力である。母語習得で子どもは、まずリスニング能力を伸ばし、そのあとにスピーキング力を伸ばす。リーディング力はリスニング力がベースとなり、ライティング力はリーディング力がベースとなっている。こういったリスニング→スピーキング→リーディング→ライティングの習得順序は、第二言語習得においても基本的には同じはずである。従来の日本の英語教育では、リスニングよりもリーディングが、スピーキングよりもライティングが優先されてきたが、近年の文部科学省主導の英語教育改革により、この傾向に変化がみられるようになってきた。それでもまだ、学習上、また教育実践上で、リスニングは過小評価されており、その重要性は今後もっと広く認識されてえいかなければならないだろう。
p.38『第二言語修得と母語習得から「言葉の学び」を考える』』和泉伸一著
大事なことなので、もう一度いいます。
私たち日本人の英語に劇的な変化をもたらす学習の順番とは・・・
聞く
↓
話す
↓
読む
↓
書く
です(^^)/
NEW ARTICLE新着記事
新着順でブログ記事を表示しています。