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ペラペラになりたかったら・・・アウトプットを急がない!?

英語学習法
2020.07.15

科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!

詳しいプロフィール

3週間英語チャレンジ【Day 4】のテーマは、
「アウトプットを急がない」
です。

3日も同じ動画を見て口にしてくださった皆さん、いかがですか?
だんだんフレーズになじんできたでしょう(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=tx4QXUxIgoY



では、
「さあ、では、これを使って会話してみましょう!」

・・・
・・・
・・・

なんていうのは、まだ早すぎです!!

親や指導者でしたら、
このようなことを子どもに求めてはいけませんし、
自分に強いてもいけません。

なぜなら・・・

「インプットが不十分な状態でアウトプットばかりが強調されていしまうと、母語で考えて頭の中でそれを訳すことが多くなるため、
母語の影響がより強く出やすくなる。(p.81)」

和泉伸一・著【第二言語習得と母語修得から「言葉の学び」を考える]】

からです。

あなたは、日本語を英語に翻訳したいわけではありませんよね?

和文英訳というプロセスを経ずに、
英語を英語のまま理解したり、話せるようになりたいのですよね?

しゃべれないのはインプット不足

子どもが母語を習得する際に、
アウトプットが始まる時期(しゃべりだす時期)は、

インプットが十分になされた2~3年後です。
母語であっても、2~3年のインプット期間が必要なのです。
そして、そのアウトプットは、周りが強いるものではなく、
本人のタイミングで、
コップの水があふれるように自然に出てくるものです。



第二言語習得にもこのような側面があります。

言葉が出ない場合、その理由は

①インプットの量が不十分である
あるいは、
②インプット内容のレベルが難しすぎる


ことが原因。

上智大学教授の和泉伸一氏は、言語学者のクラッシェンの主張を以下のように紹介しています。

早いうちからアウトプットを強要したり、
間違いを訂正したりすることは・・・避けるべきである・・・。
それよりも、学習者が黙って聞いている沈黙期(Silent period)を尊重して、安心して意味内容豊かなインプットに接することが出来るようにすることが大切である・・・。(p171)

和泉伸一・著【第二言語習得と母語修得から「言葉の学び」を考える


不安、自己不信ようなネガティブな感情が
英語学習の妨げとなるのです。

それを避けるために、以下に気をつけましょう。

  • 準備が出来るまでアウトプットを強要しない
  • 学習過程で、早すぎる時期に間違いを修正しない

つまり、今回までの【Day1~Day4】をまとめると
英語を習得するには

・楽しみながら、
・少々間違っていても気にせず、
・理解できるレベルのモノを大量にインプットする期間を2~3年みて
・アウトプットを急がない

マインドが大切だということになります。

一見遠回りのようですが、
基礎基盤をしっかり作ると、
逆に複雑な文法や長文読解もさほど苦労せず
すばやく対応できるようになるので、
結局は近道となりますよ♪

そんな悠長なこと言ってられないという中学生以上の方も心配はいりません。
基礎基本をつくる子ども英語の活動と並行して、
学校の授業内容や、各種試験対策等、
目の前の課題をクリアすることも同時に行うことができます。

マインドの話を聞くだけでは英語は身につかない!

ところで、
Day1からDay4まで、ずっと、マインドや理論の話ばっかりしていますよね。
「こんなんじゃ、頭でっかちになるだけで英語力が身につかない!」

そう感じていらっしゃる方は

正しい!!

その通りなんです。

実際のレッスンでは、こんな理論の話なんかせずに
Day1 から英語だけで、
耳と口と、体全身をつかってのアクテビティ満載のレッスンなんだけど、

その楽しく効果的なアクテビティの数々は、
mpiさんの英語指導者養成講座で教えていただいたもの。

不特定多数の方がご覧になる場で
公表することはできません。

レベルごとに理論的背景を元に作られた教材に関する指導法も
同様の理由でアップしておりません。ご了承くださいね。

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学校で勉強してきたのになぜ話せないの?その原因を第二言語習得研究の知見から解説。20年の指導経験もまじえ、英語が話せるようになるため情報をお送りします。

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