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勉強しない子へのかかわり方
科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!
中1生の保護者の方から、以下のような質問が届きました。
「期末テストの勉強も全くやっている気配はなく、恐ろしいことです。中学生に対して親がどの程度関与すべきか思いあぐねています。先生のご経験お考えなどもお聞かせいただけると嬉しいです。」
難しい質問ですよね。
「勉強」が好きな子は黙っていてもやるし、
そうでないお子さんは、
口出しすればするほど反発しますものね。
【勉強の価値を分かっていないわけではない】
この中一生は、
「自分の将来のためにはさらなる勉強が必要だ」という認識はもっています。
彼が先日 おススメYoutube 動画を見せてくれたのですが、
その内容はというと・・・
- 大学入学後には明るい未来が開けてる
- 自由、青春、かわいい彼女・・・
- でも、俺たちは悲しい、怠惰な中二病
自分たちの置かれた現状を風刺したような動画作品でした。
ここから想像するに、
中学入試が終わって、自由を期待していたのに、
入学早々、今度は定期テストかよ・・・
というボヤキの気持ちがあるのだと思いました。
至極まっとうな感覚だと思った私。
お母さん、焦りすぎかも!!
【勉強が嫌いなわけではない】
勉強が嫌い、という風には全く見えません。
レッスン中は(いたずらもするけど(笑))
ポイントは押さえて要領よく取り組んでいます。
勉強法を伝えておくと、
翌週にはきちんとできるようになっています。
ただ、逆に、地頭が良い子なので、
地頭の良さゆえに、特段勉強せずともできてしまう、
という現状があります。
「できるんだから、いいじゃん!」と。
【環境、時期のせいもあるかも・・・】
コロナ禍で緊張を強いられる日常は気づかぬうちに疲れるものです。
それでなくても、小学校までとは全く違った環境での中学校生活。
新生活への適用へエネルギーが取られて、
勉強に回す分が残っていないことも考えられます。
原因は様々あると思うのですが、
対応の仕方は?
【信頼して見守りつつ、手は離さない】
ウチの息子が高校生だった時担任の先生に言われたことがあります。
「信頼しているからといって 完全に手を離してしまってはいけない」と。
男の子はずっと母親のことを求めているものなのだそうです。
自立と依存心の間を
いったり来たりするので面倒ですが(苦笑)
是々非々で対応するしかないと思います。
大人として対等には扱うけど
ダメだしは理路整然とする、
みたいなスタンスです。
互いに反発し、されるからこそ、
距離の取り方を模索もしますし
子どもの方も、
対立によって、自分が何を大事にしているのかを考えるきっかけになる。
「対立を乗り越えてでもどうしてもやりたい」ことしか
本物ではありませんし・・・ね。
その意味でも、あまりに物わかりが良い親というのもダメな気がします。
もちろん、
頭ごなしに口を開けば「勉強しろ」というのは
百害あって一利なしですが。
教育も変わる可能性大!
今回のコロナ禍では、
教育も含めて既存の価値観が大きく揺さぶられています。
今まで常識だったものが
時代にそぐわないものになっていく可能性は大きいですよね。
「勉強」もしかり。
お子さんの新しい感性が、
もしかしたら、
勉強にまつわる何かに「古さ」を感じているために
打ち込む気になれない、
ということもあるかもしれません。
だとしたら、その感性は
新しい時代を先取りした「何か」を生み出す原動力やきっかけにもなりますね。
もちろん、
単なる「怠惰」であり、
反発のための反論の可能性も
大いにあります(苦笑)
ですから、
そこは大人の知恵と度量で、
胸を貸すつもりで
今の現状をご本人はどうとらえているのか
じっくり話を聞いてみてはいかがでしょうか?
とお返事しました。
どんな反論をしてくるのかを
楽しむくらいでちょうど良いと思っています。
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