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英語ができる子にするために親がすべきこと&すべきでないこと
科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!
「子どもには自分がしたような苦労を英語でさせたくないけど
どうすればいい?」
我が子のために何かしてやりたいと思っていらっしゃる
ママとパパのために、
親がすべきこと、すべきでないことをまとめました。
子どもの英語力。親が英語が苦手でも大丈夫!
- 自分は英語が苦手で、発音にも自信ないし・・・
- 英語は何歳からやらせるべきなんだろう?
- どんな教室に通わせたらいいのかな?
- とはいえ、先行き不安であまりお金はかけたくないし・・・
そんなママ・パパでも、英語が得意な子どもに育てることは可能です(^^)/
【英語が苦手な親でも子どもの英語力を育むことができる4つの理由】
<理由1.インプットで基礎が築ける>
日本人が英語ができない理由は
”インプット量”が足りていないことが主な原因であることが多いのです。
その部分をおうちで幼少期から行っておいていただけると、
将来的に大きく花開く可能性がでてきます。
インプットをさせるだけなら、教材がたくさん存在する時代ですから、
おうちででもできそうですよね。
今はまだ手元に教材がないとおっしゃる方でも
Youtube に無料動画がたくさんあがっています。
とりあえず、気楽に、
英語の音やリズムに慣れる意識ではじめていただければ大丈夫です。
<理由2.英語の耳が育つ>
人間の耳は生まれてから7~8か月間は、
世界中のどんな言語も聞き分けることができます。
ところが、7~8か月頃以降、
周囲にない音は遮断してしまうようにできているのです。
ですから、幼少期に英語の音に触れておけば、
日本人が苦手な「L/R」の区別も難なくできるようになります。
<理由3.流暢さを生み出す>
勉強したのにトツトツとしかしゃべれないのは、
試験等で正確さを求められすぎた結果です。
「10のアウトプットをしたかったら、その10倍=100のインプットが必要です」
といったのは㈱mpi松香フォニックスの松香洋子氏です。
10のアウトプットが必要なときに、10しか与えられなければ、
英語は暗記になってしまいます。
しかし、言葉とは暗記で習得できるものではありません。
100のインプットがあって、
そのなかで、「ああかな、こうかな?」
と試行錯誤を繰り返す中で
自分なりの「文法」を導き出していき、
最終的にアウトプットできるのが10という風にしなければ、
決して身につかないのが言語です。
「正確さ」は中学以降いくらでも学べますから、
テストの点数を気にしないで良い時期に、
正確さよりも流暢さを身につける意識をもって、
「たくさん聞いてなんとな~く理解できる」という経験を
家族で積んでみましょう!
<理由4.子どもには生来の言語習得装置が備わっている>
<理由3>でも書いたように、
子どもには、耳にした情報をもとに、自らの中で推論し、
使って相手の反応をみるなかで修正を加えつつ文法を見つけ出す、
という力が備わっていると言われています。
「人には生まれながらの言語の習得装置が備わっている」
と言われるゆえんです。
かわいい間違いや、面白い言語的発明(!)をしながら
母語である日本語を身につけている時期の子どもたちは、
日本語がまだ固まっていないからこそ、
英語も同時に難なく習得していくことができます。
<疑問!>日本語がおかしくなることはない?
日本語が確立しないうちに英語のインプットなんかしたら、
日本語に影響があるのでは?と考える方もいらっしゃるでしょう。
ずいぶん論争も行われてきました。
が、その結論は?と・・・と言えば
”日本に住み、
両親やお友達といったお子さんにとっての大事な人々との会話が
日本語メインで行われている限り、
1日のうちに何時間か英語を聞いたり、
英語を使って遊んだりしたからと言って全く問題はない”
とのことです。
それどころか、
”日本語への感性が高くなった”
という報告がなされています。
英語が身に付きやすくなるだけでなく、
日本語にも良い影響があるのであれば、安心ですね(^^)/
とはいえ、極端なイマ―ジョン教育はおすすめしません。
(→ページ下の「おうち英語で気をつけたい5つの注意点」参照)
ママやパパが子どもが喜ぶ英語素材を見つけてきて
インプットを継続してやるだけで、
お子さんの英語の基礎が育つことがお分かりいただけたでしょうか?
では、具体的にどうやればいいのかを以下に解説していきます。
おうち英語のやり方は?
―とっても簡単です。
ポイントはお子さんが「楽しめる」ものを継続して取り入れる事です。
「楽しめる」ためには、
英語だけで意味が分かるものを選んであげることが大切。
子ども向けの歌や、挿絵のある絵本などがおススメです。
最近はインターネット上で試し読み、試し聞きできる教材もありますし、
コロナによる休校支援策として、
有料動画が無料公開されていたりしてますから
そういったものを上手に利用するのも賢いやり方ですね。
試聴してみて、子どもさんが食いつくものを購入すれば無駄がありません。
【どれくらいやればいい?】
一説によると
(学術的な研究データではないのですが)
2000時間その言語に触れ続けると、
基礎ができると言われています。
年中さんで学びはじめて、
中学卒業まで毎日30分ずつインプットを続けると
ちょうど2000時間くらいになりますので、
うちの生徒さんには毎日30分の教材視聴や口頭練習をお願いしています。
10年以上も、毎日30分なんて・・・と思われるかもしれませんが
早々に諦めないでくださいね。
Better than nothing!
(全く何もしないことにくれべれば、たとえほんの少しでもやった方がよい)
のは間違いありませんから。
お子さんが小学校高学年~中学・高校になってくると、
中学受験だ!
部活だ!
定期テストだ!
と忙しくなり
インプット時間を取ること自体が難しくなってしまいます。
そもそも、親の言うことなんか聞かなくなりますし(笑)
インプットがないと、
暗記に頼らざるを得なくなりますが、
それは、私たちが学んできた学びと同じ。
大変だったわりに使えるようになってませんよね・・・(泣)
一方、
インプットのあるお子さんは、
英語耳と英語脳の素地がありますから
少し指導してやると
リスニングはもちろん、
長文読解もやすやすとこなせるようになります。
文法も習う前からなんとなくわかるといいます。
学校の授業で英語が必要になる前に
大量のインプットで英語の基礎を体に入れておけば、
それはお子様にとって大きなプレゼントになりますよ。
インプットした英語がアウトプットとして”あふれでる”まで、
根気よくインプットをしてあげましょう。
==================
最後におうちで英語を学ばせる際に、注意すべきことをまとめました。
【おうち英語で気を付けたい5つのポイント】
①教えない!
子どもは英語に限らずどんな言語でも
そのまま理解し習得する力があります。
親がすべきことは、
子どもが楽しめる素材を探して再生ボタンをおしてやるだけ。
教える必要はありません。
逆に、
日本語での解説を挟むと、
英語の言語野ができるのを邪魔してしまいます。
日本語厳禁でお願いしますm(__)m
②子どもだけにやらせて、親が無関心では身につかない。
日本に住む子どもの生活には
ほとんどの場合必要性がない!のが、英語です。
また、子どもは、
”先を見越して将来のためにがんばる”ことなどできません。
そんな子どもが取り組むのは
「楽しい」
と感じられる時だけです。
親が、自分が英語を学ぶことに興味を示し
その言語を使って
一緒に遊んだり、楽しい時間を過ごすのでなければ
子どもが英語を身につけることはありえません。
是非、親子での楽しい時間にしてください。
↑↑↑ これが一番難しいことは重々承知しています。
が、
これさえできれば、
お金をかけずに我が子の英語力を高め、
ご自身の英語力も高まることを保障します!!
・やりなさいと強要するのは
最も避けて欲しい事です。
英語への恐怖心を抱かせたり
嫌悪感を生ませるのがオチです。
・DVDなどの教材に子守をさせるだけでは、
いくら長く視聴させても無駄に終わります。
人がかかわっていないと、
人間はその言語を学ばないことが研究の結果明らかになっています。
↓↓↓
③英語は難しいとの自分の思いを伝えるのはNG
「自分が英語が苦手だから、子どもにも難しいだろう」
という先入観を持つのはやめましょう。
あなたが英語が苦手になったのは、
「過去の英語の学習方法があっていなかっただけ」
という可能性が非常に高いのです。
④子どもの英語コーチ、伴走者になれればうまくいく。
いかに子どもが楽しくインプットを続けられるかを演出できる
お子さん専属のマネージャーにママ&パパがなれたら、
おうちで、親御さんの力だけで
お子さんに英語を習得させることが可能です。
⓹極端なイマ―ジョン教育は避ける
英語ができれば人生勝ち組???
そんな訳はありません!!
それなのに、
日本に住んでいるのに、日本語を禁じ、
家での会話はすべて英語。
見せるテレビ・動画もすべて英語、
という極端なイマ―ジョンをおこなう方がいらっしゃいます。
このような極端な「英語漬け」は
後々問題が起こる可能性があることを是非知っておいてください。
子どもにとっては「家庭と幼稚園(や学校)」が生活のすべてです。
小学校入学以前の乳幼児期に
家族やお友達、先生といった
大切な人とのコミュニケーション手段が英語であると、
子どもにとって英語がメインの言語になります。
すると、確かに英語ペラペラに育ちはしますが、
母語である日本語が確立しないのです。
生まれた時から英語漬けの生活を実践し、
幼稚園は、インターナショナルスクールに通い
後は日本の私立学校に進学した男の子の例をご紹介します。
小学校低学年までは、
英語が話せる我が子の姿が誇らしく
幼少期の英語漬け生活が正しかったと思っていらしたお母さま。
ところが、3,4年生になったころから、息子さんが
「先生が言っていることがわからない」と言いだしたのだそうです。
授業で抽象的な説明がなされると理解できない
という事態に直面して初めて
事の深刻さに気付いたというのです。
かといって、
英語で抽象的思考ができるほどの思考力は育っておらず、
(幼稚園児の英語は、幼稚園レベルの思考の表現手段にすぎません)
日本語も英語も中途半端な状態に。
とても後悔していらっしゃいました。
日本語も英語も中途半端では、
アイデンティの問題にもつながってきます。
我が家が転勤族だったので、
その後この男の子がどう成長していったのかはわからないのですが、
抽象的な思考ができなくては、
高等教育もままならなかったはずです。
幼稚園レベルの薄っぺらな英語ができたからと言って、
それがその後の人生で、何の役に立つでしょう?
育てるべきは、
英語「も」できる日本人だと私は思っています。
さらに、幼少期に英語でおしゃべりができるようになったからといって
そのまま放置しておいたら、
社会人として使えるレベルの英語にはならないんです。
これは、個人的にも、とっても反省しています。
せっかく息子が3~4歳児にイギリスに留学していたのに、
帰国後何もしなかったら、
すっかりその時の英語力は消え失せてしまいました・・・💦
子どもは覚えるのも早ければ、忘れるのも早いんです(´;ω;`)ウゥゥ
さらに、大人としての知性を持った英語を身に着けさせようと思えば
思考法を鍛えていくたゆみない努力が必要です。
そのためにも、
子ども時代に「英語嫌い」を作ってしまうことだけは避けねばなりません。
まとめ
最後に、
親が英語が苦手でも
英語ができる子どもに育てるためにすべきことのまとめをします。
親御さんが英語が苦手でも
子どもの英語力を育てることは
可能です!!
秘訣と注意点は以下の通り―
・毎日30分のインプット時間を作りましょう。
・インプットをする日々の英語タイムは、
親子で一緒に楽しむ触れ合いの時間とすることが成功と長続きの秘訣です。
・教えたり、日本語に訳させたりは不要です。なさらないでください。
・英語をやりたがらない場合、無理強いは禁物です。
・極端な英語漬けは逆に弊害が多いと知っておいてください。
お一人では難しいとおっしゃる方は、ご相談にものっています。
お子さんの英語のサポートをしてあげたい親御さんからのご質問も承ります。
https://eigonavi.info/inquiry/
お気軽にどうぞ。
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