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長文読解力の基礎を作る―大学入試共通テスト対策
科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!
先日行われた大学入学共通テストの英語リーディングは、
これまでの大学入試センター試験から
大きく様変わりし
読解問題のみの出題
となりました。
問題ページ数も
昨年のセンター試験より6ページ増えて
32ページへ!!語数も1000語増!
発音やアクセント、
語句整序などを単独で問う問題は姿を消し、
六つの大問全てが読解となっていました。
これからの入試を左右する長文読解力
つまり、これからの入試では
英語長文が読めることが必須
ということですね。
では、どうしたら長文読解力が身につくのでしょうか?
インプットが長文読解力向上の基礎
長文が読めるようになるためには
読み慣れておくことが大事。
この点は、ご納得いただけると思います。
でも、注意点があります。
ただやみくもに読めばいい、というものではないんです。
キーワードは、”自分のレベルに合った素材” を ”たくさん” です。
「インプット素材のレベルに注意」
ほとんどの人は、
難しいものに取り組んだ方が「勉強した」気がすると思います。
学校の勉強がそうでしたから。
でも、難しい文章を辞書と首っ引きで、
「少量」読むだけでは
残念ながら英語は身につかないんです。
もちろん一語一句まで正確に読む「精読」も必要です。
それを否定するつもりはないのですが、
大量情報を素早く処理していく力を養うためには、
精読と同時に「多読」も必要なんです。
実年齢と英語年齢との差を埋める
ところで、
自分の実年齢=”知的”レベルにあった英文を読もうとすると、
どうしても英文自体が、難しいものになる傾向があります。
英語を学び始めた時、実年齢が何歳であっても
英語年齢はゼロ歳です。
ですから、まずは、
英語年齢と実年齢との差を埋めることが必要になります。
そのためにおこなうべきことは
・・・
・・・
・・・
辞書を使わなくても
意味がわかるレベルの英語を
できるだけ大量に
耳からも目からもインプットしていくこと。
意外かもしれませんが、
辞書なしで意味がとれるレベルの簡単なものをたくさん読んでいくと
英語のセンスが自然に育まれます!
英語を英語のまま理解する回路が脳内にできていきます!!
結果、
長文読解力も上がるのです!!!
ここまでのまとめ
英語力を伸ばしたかったら、辞書を引かずに読める英文の多読
が大事だってこと
おわかりいただけたでしょうか?
どれくらい読めばいい?
次の疑問として、
どれくらい続ければ効果がでるの?と思っていらっしゃる方もおありでしょう。
英語での言語的成長の速度は、
インプット量に比例します。
もちろん、実年齢の成長ほど時間がかかるわけではありませんが、
インプットを何日間か行ったからといって、
すぐに長文読解力が身につくわけではありません💦
以下のグラフのようなイメージで、
インプット初期はかなり長いこと、ほぼ横ばいです(泣)
3万語読むくらいまでは、全く成長が感じられないような日々が続くため
たいていの人は、モチベーションが続かず
「こんなことやってても意味がない」
「無駄だ・・・」
と途中でやめてしまうのです。
でも、そこがチャンス!
続けられた人だけが英語力を手に入れられるとも言えます。
実際のところ英語は
自分のレベルにあった適切なものを継続してインプットできさえすれば、
才能に関わらず誰もが習得できるものです。
また、一旦伸びだしたらとんでもない勢いで伸びていきます。
しかも、
他の知識や技術の習得も
似たような成長曲線をたどることが多いので、
多読で英語力を身につけられた人は、
その他のことでも成果を上げることができる人になれるでしょう。
多読で人生が変わった大学生の話
文教大学の千葉克裕先生の
「多読指導から学んだこと:100万語読破の学生から」
という特別寄稿文(JACET通信 No.192)に
以下のような話が掲載されていました。
簡単な英語の絵本を大量に読み続け
100万語読破を達成した大学生2人のTOEICは
380点から635点
450点から775点へと上昇。
しかも「多読」の成果は英語力の向上だけにとどまりませんでした!
①TOEICスコアの向上
②学習の継続ができた
という2つの成功体験により自己肯定感が著しく向上
結果あらゆることに前向きに取り組めるようになり、
目立たなかった彼らが、就活においても早々に内定を獲得!
その後、後輩たちのために自発的にリーディングクラブを作り活動を開始。
「継続は確かに力であった」
という肚の底からの感想を述べていました。
英語ができるようになって自己肯定感まで高まったらいうことないですよね。
あなたも生活に多読を取り入れませんか?
「必ずできるようになる自分を信じ、継続できるかどうか」が
あなたの英語人生の分かれ目です。
ただ、頭で良いと理解していても
・実行に移せない
・続けられない
のが人の常 でもあります。
だからこそ、続けられた人に希少価値が出てくるとも言えるのですが・・・。
そこで、
成長が感じられない時期にやめてしまうことを避け
互いに支え合えるよう、
多聴・多読グループを作っています。
人間は社会的動物なので、
一人では続けられないことも他人が関わることで継続しやすくなります。
互いに毎日したインプットを報告し、励まし合うというグループです。
希望者はLINEにご登録の上、「インプット」と書いてご返信くださいね。
参加は無料です。
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