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英語が上達しない理由
科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!
英語を勉強していてもなかなか上達しないと感じていますか?
英語のセンスがないのかなあ?
勉強量が足りないのかなあ?
そう悩んでいらっしゃる方もいるかもしれません。
実は、原因は別のところにあるんです。
英語力が伸びない理由
1.閾値を超える量に達していない
2.学習の順番を間違えている
3.教材選びを間違えている
・・・
まずは1、の閾値について解説します。
閾値とは
閾値とは、難しい言葉ですが
反応(状態の変化)をもたらす最小の値のことをいいます。
閾値の読み方は、「しきいち」、あるいは「いきち」です。
Weblio辞書によると:
値が所定の水準を超えると、
特定の反応が生じたり切り替わったり等の変化が生じる、
という場合に、
その所定の水準が閾値と呼ばれる。
英語の勉強をしているのに英語の上達が感じられない場合、
閾値を超えるだけのインプットをしていないのが原因ではないか
と思われる事例が非常に多いと感じています。
閾値を超えるインプットってどうやるの?
結論はズバリ!
簡単な素材での多聴と多読です。
至極簡単な方法です。
ところが、現実には、
いくら多聴や多読をおススメしても、
その重要性を理解して下さる方や、
まして、
実際に始めてくださる方は、残念ながら多くありません。
・・・
・・・
・・・
ほとんどいらっしゃらないかも(苦笑)。
多聴・多読が取り入れられない背景:①学校英語
多聴・多読を始める人がほとんどいない第一の理由は、
学校での勉強の影響が大きいのではないかと思っています。
私たちの中学・高校での英語の勉強といえば「精読」でしたね。
結果、
・少ない量の文章を
・単語のスペル一つに渡るまで、
・一字一句完璧に理解し、暗記する
というのが勉強だと
=英語の習得方法だ!!
と思い込んでいる人が非常に多いのです。
そんな常識を持っている人が、突然、
多聴・多読をすすめられてもピンとこないでしょう。
(※学校英語は、大学受験をクリアするための手段であって
本質的な英語力をつけることを目指していたわけではありません。)
多聴多読が取り入れられない背景:②不安
また、多聴、多読を始める場合、ふさわしい素材とは、
単語を調べなくても、英語だけで意味が分かるもの
である必要があります。
歌であれば、
”日常的によく使うフレーズ”がメロディとリズムに乗せられているもの
=流行の曲より子ども用の歌のほうがふさわしかったり
本であれば、
絵が意味の理解を助ける「絵本」。
または、見開きに知らない単語が3つ以下である読み物
=幼児~児童書の方が適していたりします。
ところが、
これまで英文といえば、
知らない単語がモリモリあって、
初めて学ぶ文法事項が含まれた難しい英文だった学校英語の影響で、
簡単に意味がわかったり、スラスラよめる読み物では、
・勉強している気がしない。
・力がつくとは思えない。
・僕/私には、そんな子供だましのことをやっている時間はない!
と、今まで慣れ親しんだ難しい英文に手を出してしまいがちです。
あまりに「簡単」に感じられるので、
逆に不安に駆られるのだと思います。
精読では閾値を越えられない
ですが、精読方式での「勉強」では、
言語習得をもたらす閾値にいたることはほぼ不可能です。
精読(単語を調べ、文法を理解しながら、和訳する)方式では、
たとえ毎日1時間ずつ英文を読んでいったとしても、
読む量が限られるからです。
高校生の教科書の語数を数えたところ、約1.6万~3万語だったという論文を読んだことがあります。
一方、多読が目指すのは100万語です。
1年間に3万語ずつ読んだとしても、100万語に至るには33年(!)かかります。
今世では(!)閾値を超えるレベルには到達しないことになってしまう計算です(苦笑)。
一方、単語を引かずに読めるものから始めて、
それを大量に続けていくと、
誰でも必ずレベルが上がっていきます。
*もちろん、上記は一般的な話で、
専門知識がある分野の情報なら何時間でも読んでいられるとか
好きなドラマや映画、音楽は時間を忘れて楽しめ、何度繰り返しても飽きないような対象がある方はそちらを使っていただいても構いません。
ご自身が「好き」で「楽しい」と思えることが一番です。
子ども向き素材から始めた場合、
最初は、知的レベルに合わないのでイライラすることがあるかもしれませんが、
実年齢と英語年齢とを埋める作業と割り切ってください。
多聴・多読で英語年齢が上がっていくに従い、
知的レベルに合った素材や、複雑な構文、各種試験の長文が早くラクに読め、
英語力全般の底上げが叶います。
試験のための対策は、
直前に行えば間に合うくらいの本質的な英語力が身につきますよ(^^)/
是非一人でも多くの方にこの喜びを実感していただきたいと思っています。
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