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『ビジネスと人生の「見え方」が一変する生命科学的思考』の本まとめ
科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!
何もかもが効率化されたスマートな現代。
そんな効率的な時代に生きているがゆえに、
非効率的に感じられる自分自身の生身の身体や
非合理な感情に
より一層、悩まされるのだ思います。
例えば、学生の多くは、
・勉強は大変。
・めんどうくさい。
そう感じています。
ですが、その反応は、
生命科学の視点からすると、
生物として当然の反応なのだそうです。
なぜなら「思考」するということは
遺伝子に抗った行為だから。
以下引用します。
思考というのは、生物学的には多くのエネルギーを消費する行為です。
(Kindle の位置No.61-64)
したがって、
思考しなくてもよい環境であれば生物は極力思考しないことを無意識に選択します。
「思考停止は良くない」と言われますが、
思考停止はエネルギー効率を高める行為であり、
生物として安易に責めることはできません。
私たちが思考するためには、
エネルギー効率を高めようとする生命の原則に意識的に抗う必要があります。
このように、社会生活上、一見、困ったことに思える様々な事象も
― 例えば、ガンや LGBT の存在も、
実は種としての生存戦略のために必要なことなのだと
生命科学者の著者 高橋祥子氏は教えてくれます。
「ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考」
・勉強したり
・問題が起こった時に解決方法を自分の頭で考えたりすることは
『効率的に生きたい!』と願う遺伝子に逆らった
エネルギー効率の悪い行い。
結果、私たちは、ともすると
・考えることを放棄し、思考停止に陥ったり
・声の大きい人、わかりやすい説明をする人の意見に従ってしまいがち。
「でも」、と著者は言います。
遺伝子に抗ってでも「思考」することが人類の唯一の希望だと。
それは、「人類」の希望であるだけでなく
個人の幸せでも同様だと。
では、本能ともいえる感情に
無意識に流されないにはどうすればよいのでしょうか?
そのためには、二段階のプロセスが必要。
一段階目:
生命の原則というものを理解しましょう。
すると、一見、不合理に見える事柄に説明がつきますよ!
二段階目:
生命原則を客観的に理解したら、
そのうえで、自分の願いを生かす方法を考えましょう!
生命原則を知った上で、主体的に行動を起こすことで
本当の意味で幸せになれるし、
それが、ひいては、人類すべての幸福につながりますよ!!
と高橋氏は教えてくれます。
何もかもが効率化されている現代。
一見非効率に見える身体や
感情の非合理性が
本書を読むと、愛おしくなってきます。
そして、彼女の主張が
宗教や、
スピリチュアルな世界の主張とシンクロしていると感じるのは私だけではないと思います。
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