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単語を覚えやすくするコツは「語源」

英語学習法
2021.06.26

科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!

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英単語を覚えやすくするコツの一つが、語源を意識すること!です。

語源とは

英単語には、ラテン語やギリシャ語などから派生した最も基本的な意味=「語根」の前後に、
「接頭語」や「接尾語」と言われるパーツが付いて生まれた単語があります。
たとえば・・・
(例)unforgettable = (形)忘れられない

この単語を分解すると以下のように3つのパ―ツ(接頭語+語根+接尾語)に分かれます。

un-forget-able
接頭語語根接尾語
否定忘れるできる

否定を表す 接頭語un + forget (忘れる) という動詞 → 忘れない。
そこに -able という(~できる)という意味の接尾語がくっつくので、
「忘れないことができる → 忘れられない、いつまでも記憶に残る」という形容詞になるという具合。

この「接頭語」「語根」「接尾語」をまとめて「語源」と言います。
「語源」を押さえておくと、
単語を一つ一つ覚えるより、ずっと簡単に
たくさんの単語が芋づる式に覚えられます。

特に丸暗記が苦手な大人にはぴったりの学習法です。

さて、今日ご紹介する語源は、
dict=say(言う)
です。

dict=say(言う)

下のいずれの単語にも dict が含まれていますよ。
dict の部分を「言う」だと思ってみてみてください。
なんだか意味がみえてきませんか?

addict/ədíkt/[ad- (接頭) = to ] (〜へ言う)
→ (動) そればかり話す、中毒になる、熱中する
addictive /ədíktiv/ (形) 常習的な
addiction /ədíkʃən/ (名) 依存
benediction/bènədíkʃən /[bene- (接頭) = よい ]
[tion- (接尾) = こと ] 人をよくいうこと
→ (名)祝福
contradict/kɑ̀ntrədíkt/[contra- (接頭) = against ] (反対のことを言う)
→ (動) ~と矛盾する
contradiction /kɑ̀trədíkʃən/ (名) 矛盾
contradictory /kɑ̀trədíktəri / (形) 矛盾する
dedicate/dédikèit/[de- (接頭) = 離れる]
[-ate (接尾) = ~する] (話をすることから離れて黙々と続ける)
→(動)ささげる、打ち込む
jurisdiction/dʒùərisdíkʃən/[juris (語根) = right (正義) ] (正義を言う)
[tion- (接尾) = こと ]
→ (名) 司法
dictate/díktèit/[-ate (接尾) = 〜する ] (言う事を記す)
→ (動) ~を書き取らせる
dictation /diktéiʃən/ (名) 書き取り
dictionary/díkʃənèri/[-ary = 集合体を表す語尾] (ことばの集まり)
→ (名) 辞書

※ (名)=名詞、(形)=形容詞、(動)=動詞、(副)=副詞、(前)=前置詞、(接頭)=接頭辞、(接尾)=接尾辞

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