話すための文法

スピーキング
2022.04.15

科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!

詳しいプロフィール

英語を話すときに、
知っているはずなのに間違えてしまう文法ってありませんか?

知っているのに間違えてしまう/落としてしまう”s”

間違えやすい文法の代表格が、
三単現のs や 複数形を表すs ではないでしょうか?

時間をかけてゆっくり考えれば、
当たり前のこととして知っている簡単な文法。

なのに、いざ、しゃべるとなるとボロボロ落とす!!
ミスを連発!!

きっと、多くの人が経験していることだと思います。

三単現のs、複数形のsを落としてしまう理由

三単現のsや複数形のsという文法は、わかっていても、つい間違えてしまいます。

その理由は、
… そもそも”三単現のs” や “複数形にはsをつける” という概念が、私たちの母語である日本語にはないからです。

もし日本語が、
主語によって動詞の形が変わるとか、
1個か2個以上かの区別が大事という言語体系であれば、
こんな苦労はしなかったはずなんです。

日本語と英語とは言語間の距離が最も遠い

日本語と英語とは、最も遠い言語同士だと言われています。
言語には同じような言語体系を持つものもある中、日本語と英語の間には似たところが非常に少ない。
ですから、最も習得が難しい言語同士だと言われているのです。

文法を、頭で理屈として理解することと
使いこなすこととは、別問題。

日本語では、意識を向ける必要がないところに注意を向けねばならないので、自在に、無意識に使えるようになるには、「練習」が必要だったんです。

話すための正しい練習、してきた?

私たち日本人が英語が喋れないのは、
話すための正しい練習が足りていない、
というところに尽きると思っています。

あなたは、英語を話すための正しい学習法をご存知ですか?
その方法で練習したことがありますか?

正しい学習法とは?

闇雲に練習すれば身につくかというと、そんなに単純な話ではありません。

どうすれば母語以外の言語が身につくのか、
その方法は、語学の先生だけでなく、
教育学者、心理学者、脳科学者など世界中でいろいろな立場の人たちによって1945年頃からいろいろ考えられ試行錯誤が繰り返されてきました。

意外なのは、
こうすればうまくいくだろうと思われた学習法には、
効果がないどころかデメリットさえあるものが少なくないとわかったことです。

(以下の ”対照分析”の箇所は、
和田伸一著『第二言語習得と母語習得から「言葉の学び」を考える』pp.115~116 を参考にしています。)

例えば、昔は、日本人が英語を学ぶ場合、

日本語と英語との違いを徹底的に比較し、
その違いを学習すれば英語が身につく


と考えられていました。
これを対照分析と言います。

この考え方では、
誤りは、学習者の母語からくる悪い癖、
もしくは、
練習不足による学習の失敗だと考えられてきました。

そのため、
誤りは更なる練習と指導によって速やかにとり除くことが必要であり、
また可能であるとされていました。

ですが、約50年くらい前からは、全く逆のことが主張されるようになります。
誤りをいくら指摘しても英語が喋れるようにはならないという現実の前に、研究者たちは、指導法の誤りに気づくようになったのです。

つまり学習者が犯す誤りは、学習の失敗どころか、学習者が積極的に作り上げる言語体系を示す”証拠”だと考えられるようになったのです。
そして、習得過程でなくてはならない必須のものであると考えらるようになりました。(以上、文献からの参考終わり)

文法のミスを指摘されたからといって、直らないんです(苦笑)
でも、確実にモチベーションは下がりますよね。
だったらやらないほうがいいと思いませんか?

習得しにくい文法の代表格=三単現のs

さて、英文法の中にも、習得しやすい文法と、しにくい文法とがあります。

三単現の sというのは、
習得順位が三十番目くらい!!
理屈は簡単だけど、日本人にとってはものすごく身につけにくい文法だということがわかっています。

だから、学習初期には、そこに意識がいかなくて当然。
それなのに、中学校ではすぐテストされますよね。教えられたからってすぐ身につくものではなのに。いろんなところに気配りのできるタイプの人ならともかく、大らかな性格だったりすると、落としてしまうんです💦

インプット量が増えれば自然に身につくことなので、本当は、あまり目くじら立てずに大らかに構えていくのが良いと思っています。たとえ三単現のsが落ちても、複数形のsが落ちても、実際のコミュニケーション上、さして差し障りないはずですから。それよりは、話しの内容の質を上げることに注力することの方がずっと大事だと思っています。

残念ながら、ペーパーテストでは、三単現のs であれ、複数形のsであれ、落ちているとマイナスにせざるを得ない(英語の先生方も、内容が良くても、文法のミスがあれば、丸を上げるわけにはいかない…と、悩んでいらっしゃいます。)

ともあれ、そんな些末なことで、英語が苦手だと思い込まされ、ミスを恐れてがんじがらめになり、話すことを躊躇してしまうのでは本末転倒なんです!!

それを克服する方法として
/
アクテビティで文法を学び直す
\
という方法があります。

要するに、繰り返し意識がそこに向くようにすればいい。
それには、
– ゲームが効果的なんです!!

ちょっとしたゲームを動画にしました。
よかったら見てみてください!(1.2 ~ 1.5倍速をおススメします!)

このような方法で英語を身につけたい方はこちらへどうぞ!


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