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2023年大学入学共通テストと多読
科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!
大学入学共通テストの問題を解いてみた感想と
共通テスト対策についてまとめます。
https://stand.fm/episodes/63c76cde72104ba60536d192
河合塾の速報によると、
語彙数も、問題数も
昨年とほぼ同じ。
難易度も例年並みということでしたが、
個人的には、年々良問になってきている気がしています。
そして、
英文を英語のまま
頭から理解できるだけの長文体力があるお子さんにとっては、有利に働く試験になったことを喜んでいます。
本質的な英語力が求められる時代になった
英語を英語のまま理解するには、
多聴多読で
脳内に、日本語の言語野だけでなく
英語の言語野をしっかり作っておくことが必要。
それができているかどうかが、入試でも評価される時代になったということです。
大変!?いいえ、歓迎すべき変化です!!
小手先のテクニックではなく、
本質的な英語力を身につけることが求められる時代になって、不安に思っていらっしゃる方もいるかもしれません。人はどんな変化でも、変化自体を恐れる生き物ですから、その反応は自然です。
でも考えてみてください。
「せっかく英語の勉強をしても使えない」英語を勉強させられるより
勉強すれば、
海外旅行に行っても自分でコミュニケーションが取れたり
お仕事でも使える英語のほうがよくはありませんか?
入試に会話を入れようというのも、
同じ流れの中からの発想なのです。
ですから、むやみに不安がらずに、
社会の変化に柔軟に合わせるマインドをもって
対処していけば大丈夫なのです。
過去の入試で
幅を利かせていた重箱の隅をつつくような文法知識は、不要となりました。
基本的な単語&文法をおさえ
短時間に英文を処理できるスピードと、それをもとに図や表など複数の情報を組み合わせて正解を導く良問になってきたと感じています。
入試が決める学校英語
入試が学校教育の内容を決めます。
日本の入試は、
長いこと批判されながらも
文法、訳読が中心でした。
理由は・・・
指導と採点が簡単だからです。
今でも反対を唱える人は多数存在しますが、
国力の低下に危機感をもたれるに至って
ようやく変わりはじめました。
100年に一度の教育改革と呼ばれるゆえんです。
この変化に合わせ、
学校英語の授業内容も変わっていく事が期待されています。
とはいえ、
未だに文法中心の授業が行われていて、
定期テストでは、従来型の細かい文法が求められる学校さんもあります。
そんな学校に通う生徒さんは大変です!
定期テストでは
文法・訳読の勉強が求められる。
一方、共通テストでは
日常的に多聴・多読をこなしておかないと、直前の長文対策などでは
太刀打ちできない問題だからです。
でも、多聴多読は
すべての英語力の基本です。
理解可能なインプットはすべての英語力の土台になる
意外かもしれませんが
理解可能なインプットは
文法力の向上にも効くんです。
文法を中心に教えたクラスより、
多読しかやらなかったクラスの方が
文法力が高かった!!
という研究結果が複数存在するんです。
大量の多読は語学の習得にとても効果が高いことがお分かりいただけると思います。
ただ・・・
多聴多読は
何日か取り組んだからと言って
すぐに成果が見えるものではありません。
逆に、
ちょっとさぼったからといって、
すぐにテストの成績が下がるわけでもありません。
それに比べ、
単語や文法学習はやれば、
成績がすぐに上がりますし
やらなければ、
すぐに下がると目に見えやすい。
だから、
短期的に成績をあげようとすると
どうしても単語や文法学習に傾きがちなのですが、
本質的な英語力には、
多聴多読の土台は必須です。
しかも、
今や、共通テストでも必要な能力になってたのですから、特に子育て中の方は、
是非ご家族で多聴多読に取り組んで、
楽しみながら英語の土台を作ってください。
多聴多読は積立貯金。
未来のあなたと、
あなたのお子さんに感謝される日が必ず来ます。
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