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英語が話せない2タイプ ― あなたはどっち?
科学的に正しい英語学習法をゲーム感覚のアクティビティに落としこむと使える英語が身につきます。人見知りさん、口下手さんでも大丈夫!
「英語が話せない」と一口に言っても2タイプあります。
あなたはどちらのタイプですか?
1.学生時代から英語は苦手科目だった
2.学校のテストは悪くなかったけど話せない
1.学校英語が嫌いだった方への処方箋
最初に。
学校英語が苦手だったからと言って
断じて、頭が悪いとか、英語のセンスがないとかではありません!!
学生時代に植え付けられた価値観の呪縛のせいで、
コンプレックスに苦しんでいらっしゃる方がたくさんいます(悲)
が、それはひとえに
ご自身のタイプに合う学びが提供されてこなかったからなのです。
8つの知能ーマルティプルインテリジェンス
人には8タイプあり、それぞれに得意な学び方があると言われてます。
①対人的知能
②論理・数学的知能
③博物学的知能
④視覚・空間的知能
⑤内省的知能
⑥言語・語学知能
⑦身体・運動感覚知能
⑧音楽・リズム知能
偏りがある学校教育
この8つの知能理論によると、
学校の勉強は
②と⑥に偏りすぎであることが批判されています。
しかしながら、
②論理・数学的知能や⑥言語・語学知能の学びが得意で、優秀だとされてきた人が先生となります。
するとその価値観が再生産されることに。
つまり、学校英語では
⑥の学びが苦手な生徒の存在に気づいても、
⑥の学びが得意な人が作ったカリキュラムやテストが代々伝えられているので、それが正義であるとして⑥以外に強味を持つ生徒にも、
⑥の学びが強いられる構図です。
結果、⑥以外の学びに強みを持つ人が
苦手意識を感じる結果になったのだと思っています。
人は誰でも言語を身につけられる
人にはそもそも
生まれつき『言語獲得装置』が備わっていると言われています。
例えば、ご両親が外国の方でも、日本で育てば日本語が話せますよね?
お相撲さんも、とても流暢な日本語!
またどの言語においても、
すべての文法や単語が与えられるわけではないのに
知らないはずの文法知識を子どもが使いこなす現象が知られています。
そんなことが可能なのは、
/
誰もが文法のひな型になるような何かを
生まれつき持っているからだ
\
と言う発想です。
ここで疑問がわきます。
もし、自然に言葉を身につける力を誰もが生まれつき持っているのであれば、
どうして私たちは学校で何年も学んできたのに話せないのだろう?と言う疑問です。
それは、
本来、自然に身につけるプロセスを支援するはずのが学校英語が
「文法」や「訳読」が求められる入試で高得点を取ることが目的になってしまった。
結果、②や⑥の授業がますます幅を利かせることになったせいだと思っています。
勉強としての英語が好きだった人は、②や⑥の学びが得意なタイプ。だから学校の成績が良かったのです。でも、それは、話すための学習トレーニングとはまた別の学び。
結局、学生時代英語が苦手だった人だけでなく、
学校の英語が得意だった人も、
「成績は良かったのになぜ喋れないんだろう?」ということになっているんです。
自然な英語を身につける方法
では、
誰でも英語が話せるようにするにはどうしたら良いのでしょうか?
実は、答えはとってもシンプルで簡単♪
英語ネイティブの子どもが、
母語である英語を習得する過程を追体験することで実現します。
自分の中に、もう一人 ”英語年齢ゼロ歳~幼児の自分” がいると想像してください。
その子を育ててやるつもりで、
その子が喜ぶこと、楽しいと感じることを英語で行ってやればいいんです。
子どもに読み聞かせをするときに、
「はい、この単語の意味は?」
「え、知らないの?覚えなさい!」
なんて言わないですよね。
「今日から毎日3時間ドリルをやりなさい」
「明日小テストをします」
なんて、強制されて学ぶプロセスは不要です。
そうではなくて、
その子が喜ぶこと、関心あることを与えるはず。
挿絵や画像で意味が分かる絵本や動画を与えたり
わからない時は、易しく言い換えてやったたり、繰り返し同じ言葉を使ったり。
そのうち、状況と言葉がつながって、
コチラが言うことは大体理解できるようになっていく。
2年ほどかけてインプットが十分にたまると
コップの水があふれだすように話し始める。
まさに、あのプロセスです。
そこまで来たら、アカデミックな学びができる準備が整います。
ネイティブの子どもが小学校に上がるイメージです。
幼児時代の追体験が英語でできれば、
大人の皆さんであれば、
英検上位級だって、TOEICの高得点にだって挑戦できます。
大人と子どもの学び方は違うなんて言う人もいますが
第二言語習得論上では、
英語ネイティブの子どもによる母語(英語)の学びと、
大人の英語の習得のプロセスには似たところが多いという研究結果があります。
実際、私の元でもたくさんの方が、子ども英語で英語を学んで
ご自身で成果を感じてくださっていますから
どうぞご安心ください。
そんな悠長なことは言ってられない!?
「TOEICなどでどうしても点数が必要なの!」と言う方もいらっしゃると思います。
対策のための勉強はもちろん必要です。
が、対策で点数があがるのは、もともと英語年齢が高いからです。
「勉強しているのに伸びが鈍化してここ1年足踏み状態・・・」と言う方は、
英語年齢と求められる点数との間に乖離がある証拠。
その状態で同じ学習法を続けても、ブレイクスルーはおきません。
まずは、ご自身の英語年齢をあげましょう。
英語年齢を十分に上げてから資格試験の勉強をするのが最速であり、もっともラクな方法です。
あなたの中の英語の赤ちゃんの成長は、
真剣に取り組めば、
実年齢の成長ほど時間はかかりません。
どれだけ大量に簡単な(理解可能な)英語をインプットできるかにかかっています。
理解可能なインプット量が、英語のコップから溢れ出る量まで溜まれば、あとはもう大丈夫。
学校でやっ的たような学習であっても、
それまでと比べスラスラと楽にできるようになっているご自分に出会えるはずです。
まとめ
英語を習得するには、自分の中の英語の赤ちゃんを育てる意識で。
そのためには、ネイティブの子ども時代を追体験する学びが遠回りのようで近道。
自分が好きで興味ある分野の素材✖️理解できるレベルのインプットを大量に行いましょう。
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